第20回柔道整復師国家試験 午後107

1→ド・ケルバン病は、産後の女性や中年女性に多い、長母指外転筋・短母指伸筋腱の炎症である。橈骨茎状突起の腫脹や圧痛がみられる。

2→フォルクマン拘縮は、外傷後に起こる前腕部の阻血性拘縮で、上腕骨顆上骨折の合併症として注意を要する。

3→デュピュイトラン拘縮は、高齢男性に多い手掌腱膜の肥厚である。小指から症状が現れ、MP・PIP関節の伸展制限および同指の手掌部に索状物を触れる。

4→マーデルング変形は、思春期の女子にみられる原因不明の疾患で、橈骨遠位尺側の発育障害により、尺骨が変形するものである。