第28回国家試験 午後110
13歳の男子。転倒した際に肘関節伸展位で左手を地面に衝いて受傷した。肘関節内側に著明な腫張と皮下出血斑を認める。同部に限局性圧痛を認め、肘関節の屈伸運動障害もみられる。受傷時の単純エックス線写真を示す。 続発症で最も考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→「4」の解説を参照。
2→「4」の解説を参照。
3→「4」の解説を参照。
4→肘関節伸展位で転倒し、内側上顆に付着している筋によって牽引されたことで負荷を増大し受傷することが多い内側上顆骨折と考えられる。
内側上顆の後面を尺骨神経が走行しているため、尺骨神経の損傷が心配される症例である。