1→デゾー包帯法は、腕や肩の固定に用いられる包帯法であり、特に肩関節を固定する目的で使用されます。この包帯法は、肩、上腕、前腕を通じて五、六本の帯で構成されています。
1) 第1帯は一般的に腕を身体に固定するために使用される部分であり、提肘(肘の持ち上げ)を目的とするものではありません。
2) 第2帯も同様に、腕の固定を助けるためのものであり、直接的に提肘を目的とはしません。
3) 第3帯はさらなる身体への固定や安定化を目的としていますが、これも提肘が主な目的ではありません。
4) 第4帯は上腕の下部と肘を包むようにして前方に引き上げる役割を持ち、肘を胸の高さまで持ち上げる(提肘)ことを目的としています。これにより、腕の位置を保持し、肩関節の安定を図ります。
したがって、デゾー包帯法で提肘を目的とするのは「選択肢4」が正解です。