1→1) 貼付範囲を清拭する。
- 解説: 絆創膏を貼る前に肌を清拭するのは基本的な手順です。汚れや油分を取り除くことで絆創膏の粘着力を高め、有効に固定することができます。よって、この選択肢は正しい手順です。
2) 乳頭部はガーゼで保護する。
- 解説: 肋骨骨折の固定時には、患者の皮膚を保護するために敏感な部位(例えば乳頭部)はガーゼで覆うことがあります。これにより、絆創膏や固定材料による皮膚の摩擦や圧迫を防ぎます。したがって、この選択肢も正しい手順を示しています。
3) 包帯で被覆した上に絆創膏を貼付する
- 解説: 屋根瓦状絆創膏固定は、絆創膏を直接皮膚に貼り重ねる方法です。包帯を使用してから絆創膏を貼るというのは、この方法における一般的な手順ではありません。包帯で被覆してから絆創膏を貼ると、固定の目的と整復効果が損なわれる可能性があります。この選択肢は誤った手順を示しているため、正解となります。
4) 肋骨弓下縁から順次上方へ重ねていく。
- 解説: 屋根瓦状絆創膏固定では、肋骨弓下縁から始めて上方へと絆創膏を少しずつ重ね貼りしていくのが正しい手順です。これにより、呼吸時の胸郭の動きを考慮した効果的な固定が可能となり、痛みの軽減や整復効果が得られます。この選択肢は適切な手法を説明しています。