1→足関節外側靱帯損傷の際にテーピングを用いて内反を制御するために使用される技術について解説します。
1) アンカー:
アンカーとはテーピングで最初に行う基本的な巻き方で、テープがズレないようにするための土台を作る役割があります。アンカー自体は直接的に内反を制御するものではありませんが、安定した土台として他のテーピング技術の基盤になります。
2) ホースシュー:
ホースシューは蹄鉄(馬のくつ)の形をしたテーピングで、一般的には腫れや打撲がある箇所の圧迫や保護を目的として用いられます。内反の制御には直接効果がありません。
3) サーキュラー:
サーキュラーとは円を描くように関節や筋肉をぐるりと巻くテーピングの方法です。サポート力はありますが、内反に対して特定の制御を行うわけではなく、包括的な圧迫やサポートに利用されることが多いです。
4) スターアップ:
スターアップは足骨に沿って足底から外側を経て足の外側にテープを引っ張り上げるようにして固定するテーピング方法です。足を内側に捻じらないように制御し、外側への捻じれや内反を防ぐ効果があります。そのため、足関節外側靭帯損傷で生じる内反を制御するには最適なテーピング技術と言えます。
選択肢4が正解です。