1→網膜の構造において、光が眼に入って最初に到達する層から順に解説していきます。
1) 「視細胞層→双極細胞層→視神経細胞層」
この選択肢は、細胞層の順序が正しくありません。網膜での光の信号の流れは、視細胞層(光を検出する層)から開始し、次に双極細胞層を通って最終的に視神経細胞層に到達します。しかし、これは深層から浅層への順ではなく、実際には光の到達する順序とは逆です。
2) 「視細胞層→視神経細胞層→双極細胞層」
こちらも正しくありません。視細胞層が最初になっていますが、視神経細胞層と双極細胞層の順番が逆です。双極細胞層は視細胞層と視神経細胞層の間に位置しています。
3) 「視神経細胞層→視細胞層→双極細胞層」
この選択肢も正しくありません。視神経細胞層が最初に来ることは合っていますが、その後の視細胞層と双極細胞層の順番が逆です。実際には双極細胞層が視神経細胞層の後に来ます。
4) 「視神経細胞層→双極細胞層→視細胞層」
選択肢4が正解です。網膜の最も内層(眼球内側、ガラス体に最も近い場所)から始まります。視神経細胞層が最初で、視細胞層への情報を伝達します。その次に双極細胞層があり、これは視細胞層と視神経細胞層の間の信号を中継します。最後に視細胞層があります。これはロッド細胞とコーン細胞を含む層で、光を検出して電気信号に変換します。この信号はその後、双極細胞を経て視神経細胞層に伝わり、最終的に視神経を通じて脳に伝達されます。