1→選択肢1) 横隔神経 - 横隔神経は主に横隔膜の運動を支配している神経であり、頸動脈小体からの求心性神経ではありません。横隔神経は脊髄から発出し、横隔膜へと向かうため、化学受容器である頸動脈小体に関与する神経とは異なります。
選択肢2) 舌咽神経 - 舌咽神経は頸動脈小体からの求心性神経であり、酸素分圧や二酸化炭素分圧などの血液ガスの変化を検知して、呼吸や循環系に影響を与える情報を脳幹に送る役割を持っています。したがって、選択肢2が正解です。
選択肢3) 迷走神経 - 迷走神経(第X脳神経)は頸動脈洞からの求心性神経として働き、血圧の変化を中枢に伝えるものの、頸動脈小体からの求心性神経は舌咽神経であるため、この選択肢は正解ではありません。
選択肢4) 肋間神経 - 肋間神経は胸部の皮膚と筋肉、特に肋間筋に対して運動と感覚の供給を行います。しかし、これは頸動脈小体からの求心性神経とは関わりがありませんので、この選択肢も正解ではないです。
選択肢2が正解です。