1→1) 小胸筋
小胸筋は胸壁にある筋肉で、肩甲骨を前方および下方に引き寄せる役割を持ちます。したがって、上方回旋には関与しません。
2) 前鋸筋
前鋸筋は肩甲骨の内側面に位置し、肩甲骨を胸郭に固定する役割を持つ筋肉です。肩を挙上する際に、肩甲骨の上方回旋を助けます。したがって、選択肢2が正解です。
3) 肩甲拳筋
肩甲拳筋は上腕骨の小結節から肩甲骨の拳状突起へと走る筋肉で、主に肩甲骨を下方回旋させる働きをします。肩甲骨の上方回旋には直接関与しません。
4) 菱形筋
菱形筋には大菱形筋と小菱形筋の二つがあり、これらは肩甲骨を胸郭に引き寄せる作用があります。肩甲骨の内旋や稼働を助けますが、上方回旋に直接関与するわけではありません。
よって、選択肢2が正解です。