1→1) 「10歳時に上腕骨を骨折した」- これは患者の過去の病歴に関わる情報であり、現病歴には含まれません。現病歴は現在の症状やそれに至るまでの経緯などを記述するものです。
2) 「父親がくも膜下出血で亡くなった」- これは家族歴に当たります。家族内での疾患の傾向は遺伝や環境等に基づいて影響を受けることがあるため、重要な情報ではありますが、現病歴には含まれません。
3) 「コレステロールを下げる薬を飲んでいる」- これは薬剤歴または治療歴に記載されます。患者が現在服用している薬や以前治療を受けた情報は、現在の健康状態や診断に影響を与える可能性がありますが、これ自体が現病歴とはなりません。
4) 「ギザギザした光が見えてから頭が痛くなる」- これは現病歴に該当します。患者が訴える症状の具体的な説明であり、現在の主訴、症状の発生時期、発生に至る経緯、症状の特徴など、現在の病気に直接関連する情報を含んでいます。したがって、選択肢4が正解です。