1→1) 橋本病は、甲状腺が炎症を起こし、徐々に機能低下をきたす自己免疫性の疾患です。皮膚の色素沈着は一般的な症状ではありません。
2) アジソン病は副腎皮質の機能が低下する疾患で、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の過剰分泌により、メラニン形成促進因子が活性化され、皮膚・粘膜の色素沈着が認められます。選択肢2が正解です。
3) バセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰分泌による疾患で、皮膚の色素沈着ではなく、眼球突出や手の震えなどの症状が特徴的です。
4) クッシング症候群は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌状態を指し、中心性肥満や多毛等の特徴的な症状が見られますが、色素沈着とは異なる症状です。