1→1) 外科結びは女結びより緩みにくい。
この選択肢は正しいです。外科結びは、結び目が一方向にしか動かないため、緩みにくいという特徴があります。これに対して女結びは両方向に緩むことがあり、外科手技においては外科結びの方が好まれます。
2) 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
この選択肢は誤っています。人工血管吻合では、長期にわたり構造的な強度を保つ必要があるため、一般的に非吸収性縫合糸が用いられます。吸収性縫合糸は体内で徐々に吸収されてなくなるため、長期間の強度維持には向いていません。
3) 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
この選択肢は正しいです。顔面部の傷は、美容的な理由からも早期に抜糸されることが一般的です。また、顔面は血行が良く治りも早いため、体幹部など他の部位に比べて抜糸の時期が早くなります。
4) 消化管吻合に自動吻合器が使用されることが多い。
この選択肢は正しいです。消化管の手術においては、自動吻合器を利用することで吻合部位の均一な圧力をかけて縫合することができます。これにより、手縫いに比べて速く、かつ一貫した品質の吻合が可能になるため、広く使われています。
選択肢2が正解です。