1→選択肢1) SOAPで記載する。
SOAPノートは医療の現場などで一般的に使用される記録形式であり、Subjective(主訴)、Objective(客観的所見)、Assessment(評価)、Plan(計画)を記載する手法を指します。柔道整復師も施術録にはこのSOAPフォーマットが用いられることが多く、被保険者の診療記録の管理において役立ちます。
選択肢2) 自費治療の施術録とは別とする。
柔道整復療養費の受領委任に係る施術録は保険診療に関する記録であるため、自費治療の施術録とは別に管理する必要があります。保険診療と自費治療の施術録を分けることで、文書の整理がしやすくなり、必要な情報が迅速に取り出せます。
選択肢3) 施術開始日から5年間保管する。
選択肢3が正解です。実際には、柔道整復師が柔道整復療養費の受領委任に関する施術録は施術開始日から5年間ではなく、最終施術日から7年間の保管が求められます。この期間は医療に関する訴訟可能性を考慮したものであり、適切な証拠としての機能を果たすためにも必要とされます。
選択肢4) 同一保険同一施術録とする。
これは正しい取り扱いです。同一の被保険者が受けた施術に関しては同一の施術録に記録することで、被保険者の治療の経過が一目で把握でき、必要に応じて適切な治療計画の調整が可能になります。記録が分散すると情報の管理が難しくなり、事務的ミスや治療上の誤りを生じるリスクが高まります。