第30回柔道整復師国家試験 午後72

1→1) 片足立ちーー柔軟性の改善 片足立ちはバランス感覚を鍛える運動であり、特に下半身の安定性を高めるのに有効ですが、柔軟性の直接的な改善にはつながりません。柔軟性を高めるにはストレッチなどの運動が適しています。 2) ストレッチーー骨密度の増加 ストレッチは柔軟性を向上させる運動で、筋肉や靱帯の可動範囲を広げるのに役立ちますが、骨密度の増加には直接効果があるとは限りません。骨密度を増加させるには、ウェイトトレーニングのような負荷をかける運動が有効です。 3) ジョギングーーバランスの向上 ジョギングは有酸素運動であり、心臓や血管の健康を促進し、体重管理にも有効ですが、バランス能力の向上には直接関連しません。バランスを向上させるには、片足立ちやバランスボールを使った運動が適しています。 4) スクワットーー筋力の増強 スクワットは主に下半身の筋群を鍛える運動であり、とくに大腿四頭筋、ハムストリングス（腿の後面の筋肉）、臀筋（お尻の筋肉）を強化します。筋力の増強は転倒予防に役立ち、高齢者の外傷予防に重要です。選択肢4が正解です。