1→選択肢1)『発育性股関節形成不全ーーオブザベーションヒップ』は誤りです。オブザベーションヒップは、股関節の変形などを伴わない単なる股関節痛を指します。一方で、発育性股関節形成不全は、股関節の形成が不十分なために生じる先天的な病態を指し、明確な股関節の変形が伴います。選択肢1が正解です。
選択肢2)『腸脛靱带炎ーーランナーズニー』は正しい組み合わせです。腸脛靱带炎は、膝関節の外側にある腸脛靱带が過度なストレスや摩擦によって炎症を起こすことで生じる一般的にランナーズニーとも呼ばれる状態です。
選択肢3)『下腿三頭筋肉離れーーテニスレッグ』は正しい組み合わせです。下腿三頭筋、特に腓腹筋の肉離れを指し、運動中に突然の痛みと共に発生することが多く、テニスプレイヤーに起こりやすいことから、テニスレッグと呼ばれています。
選択肢4)『第1MTP関節変形性関節症ーー強剛母趾』は正しい組み合わせです。第1MTP関節は親趾の付け根の関節のことで、変形性関節症によりその動きが硬直すると強剛母趾(ホールックス・リジダス)となります。強剛母趾は関節症の進行具合によって動きの制限から完全な硬直まで見られます。