1→味覚に関与する神経を考える際には、舌のどの部分が味覚を感じるかを理解することが重要です。舌の前2/3は顔面神経(具体的にはその枝である中間神経)を介して、後ろの1/3は舌咽神経を介して味覚を伝えます。迷走神経も喉の奥やその周辺の感覚を含むため、一部の味覚に関与しています。
1) 顔面神経 - 味覚に関与します。具体的には、舌の前2/3の味覚感覚を支配している中間神経が顔面神経から枝分かれしています。
2) 舌咽神経 - 味覚に関与します。舌の後ろ1/3の味覚を支配しているため、味覚に関与する神経の一つです。
3) 舌下神経 - 味覚には関与しません。舌下神経は主に口底と舌の運動、舌の下の唾液腺の分泌機能を支配していますが、味覚には直接関わりません。したがって、選択肢3が正解です。
4) 迷走神経 - 味覚の一部に関与します。迷走神経は喉頭の感覚や嚥下及び声帯の機能に関わる神経であり、また、喉の奥の味覚の一部にも関与しています。