1→1) 神経線維 - 神経線維は、中枢神経系からの信号を筋肉に伝える役割を持っていますが、筋細胞膜で発生した活動電位を筋細胞の深部に直接伝える構造ではありません。
2) 横行小管 - 横行小管(T管とも呼ばれる)は筋細胞内にある管状の構造で、筋細胞膜で発生した活動電位を筋細胞内部へと迅速に伝える役割を果たします。これにより、筋収縮の信号が均一に伝わり筋収縮が行われます。選択肢2が正解です。
3) 筋小胞体 - 筋小胞体は筋肉内にあるカルシウムを貯蔵する器官で、筋収縮に必要なカルシウムイオンの放出源となりますが、活動電位を直接伝える構造ではありません。
4) ミトコンドリア - ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場としてATPを生産する役割を持ちますが、活動電位の伝達には関与していません。
したがいて、筋細胞の深部へ活動電位を伝えるのは横行小管であり、選択肢2が正解です。