1→1) ガストリンは主に胃の幽門部にあるG細胞から分泌されるホルモンで、胃酸の分泌を促進する役割があるため、胃酸分泌の抑制とは関連がありません。
2) セクレチンは小腸のS細胞から分泌されるホルモンで、主に胃酸に対応して分泌されます。セクレチンは膵液の分泌を刺激し、特に水分や重炭酸イオンの分泌を促進する働きがありますので、膵液分泌の促進というのは正しい組み合わせです。選択肢2が正解です。
3) 副交感神経の刺激は消化器の分泌を促進する効果があり、特に唾液腺においては唾液分泌を増加させます。したがって、副交感神経刺激による唾液分泌の抑制は正しい組み合わせではありません。
4) 交感神経の刺激は、体がストレス状態にあるときに活発になります。これにより消化活動は抑制され、消化管の運動は減少する傾向があります。交感神経刺激による消化管運動の促進は正しい組み合わせではありません。そのため、交感神経刺激が消化管運動を促進することはなく、この選択肢は不正解です。