1→選択肢1) 示指近位指節間関節-車軸関節
示指近位指節間関節(PIP関節)は、指の屈曲と伸展の運動を許容する蝶番関節(ヒンジ関節)です。車軸関節は主に回転運動を許容する関節であり、この場合は正しくありません。
選択肢2) 母指手根中手関節-らせん関節
母指手根中手関節(Thumb carpometacarpal joint)は、親指の基部にある関節で、二軸関節の一種である鞍関節(saddle joint)です。らせん関節という分類は一般的な関節の分類には存在しないため、この組み合わせは不適切です。
選択肢3) 橈骨手根関節-顆状関節
橈骨手根関節(Radiocarpal joint)は手首の主要な関節の1つであり、橈骨と手根骨との間に位置しています。二軸関節の一種である顆状関節(ellipsoid joint)として分類され、主に屈曲、伸展、外転、内転の運動を許容します。このため、選択肢3が正解です。
選択肢4) 肩関節-鞍関節
肩関節(Glenohumeral joint)は上腕骨と肩甲骨の間にある関節で、球関節(ball-and-socket joint)の一つです。球関節は3つの運動軸をもち、最も自由度の高い運動を許容する関節の一つです。鞍関節と呼ばれるのは主に二軸関節であり、異なる2つの方向に運動が可能ですが、肩関節のような高い自由度はありません。従ってこれは不正解です。