1→1) 川崎病-気汚染
川崎病は幼小児に発症する急性熱性疾患で、全身の血管、特に冠動脈に炎症を起こします。原因は完全には明らかではありませんが、気汚染が直接の原因であることを示す証拠はありません。したがって、この組み合わせは正しくありません。
2) 水俣病-有機水銀
水俣病は有機水銀(特にメチル水銀)の汚染が原因で発症する疾患であり、日本では水俣市周辺で工場排水が原因で発生しました。主な症状には感覚障害、視野狭窄、運動障害などがあります。選択肢2が正解です。
3) 珪肺症-石綿(アスベスト)
珪肺症は、長期間にわたってケイ砂(二酸化珪素を多く含む粉塵)を吸い込むことで引き起こされる肺の疾患であり、石綿(アスベスト)によって引き起こされるのはアスベスト症です。したがって、この組み合わせは正しくありません。
4) イタイイタイ病-ヒ素
イタイイタイ病は、食事から過剰に取り込んだカドミウムにより引き起こされる慢性中毒症であり、骨軟化症や腎障害などを引き起こします。ヒ素中毒は別の症状や原因があります。したがって、この組み合わせは正しくありません。