1→リンパ節腫脹は、多くの感染症や悪性腫瘍、炎症性疾患等で見られる症状ですが、全ての病態でリンパ節腫脹を起こすわけではありません。
1) 結核 - 結核は、マイコバクテリウム・チューベルクロシスによる感染症で、肺だけでなくリンパ節にも感染し、特に頚部のリンパ節に腫脹(スクローフラ)を引き起こすことがあります。
2) 悪性腫瘍 - がん細胞がリンパ節に転移すると、腫脹を引き起こすことがあります。これは、リンパ節が身体の異常を捕らえて免疫応答を起こしているためです。
3) 心筋梗塞 - 心筋梗塞は心臓の一部が血流不足により壊死を起こす疾患で、通常、リンパ節の腫脹は伴いません。そのため、選択肢3が正解です。
4) 伝染性単核症 - この病気はエプスタイン・バールウイルスによる感染症で、特に若年層で見られることが多いです。主な症状は発熱、咽頭痛、そして特徴的な後頸部のリンパ節腫脹です。