第32回柔道整復師国家試験 午後66

1→選択肢1) ケーラー（Kohler）病 ケーラー病は、足の小児期の骨疾患で、特に足の甲に位置する舟状骨に起こる無菌性壊死の一種です。通常、5歳から10歳の男児に多く見られます。従って、足部には生じる疾患です。 選択肢2) ジョーンズ（Jones）骨折 ジョーンズ骨折は、足部における特定の骨折で、第5中足骨の基部、すなわち小趾の骨の根元近くで起こる骨折を指します。この部位は血流が比較的少ないために治癒が遅いことで知られています。これも足部に生じる疾患です。 選択肢3) モートン(Morton)病 モートン病、またはモートン神経腫は、足の第3と第4の趾の間にある神経組織が太くなったり圧迫されたりして生じる疾患です。これによって痛み、しびれ、または炎症が生じることがあります。足部に生じる疾患であることは間違いありません。 選択肢4) キーンベック（Keinbock）病 キーンベック病は、手首の月状骨における無菌性壊死を指します。これは足部ではなく手部に生じる疾患です。したがって、選択肢4が正解です。キーンベック病は手首の痛み、腫れ、動かしにくさを引き起こすことがあり、レントゲン検査などによって診断されます。 選択肢4が正解です。