1→1) 加入は任意である。
この選択肢は誤っています。日本の社会保険制度は、所定の要件を満たす全ての対象者が加入することが原則的に義務付けられている制度です。例えば健康保険や厚生年金保険は、一定の条件を満たす労働者が加入しなければならない強制加入となっています。
2) 財源の過半は税金である。
この選択肢も誤っています。社会保険制度の主な財源は、被保険者や事業主が支払う保険料によって賄われます。一般税からの支出が行われることもありますが、過半を占めるとは限りません。
3) 給付を受けるとその後の社会保険料は増加する。
この選択肢は一般的に誤りです。社会保険制度で給付を受けたことによって、その後の保険料が自動的に増加することはありません。保険料は通常、所得に応じた率や定額で計算され、受給によっては変わらないのが一般的です。
4) 社会保障給付費に占める割合が大きいのは公的年金である。
選択肢4が正解です。日本の社会保障給付費の中で、公的年金は最大の割合を占めています。これは高齢化社会が進む中で、年金給付が増加する傾向にあるためです。公的年金は老後の生活を支える重要な制度で、多くの国民が受給する最も大きな社会保険給付の一つとなっています。