第31回柔道整復師国家試験 午前24

1→1) 棘上筋腱 肩腱板損傷の最も一般的な部位は棘上筋腱です。この腱は、特に上腕を挙上する動作で使用され、過度な使用や耐久性の低下により容易に損傷しやすい傾向があります。年齢と共に腱の耐久性は低下し、中高年ではより一般的に起こります。選択肢1が正解です。 2) 棘下筋腱 棘下筋腱も肩腱板の一部ですが、損傷は棘上筋腱ほど多くはありません。棘上筋腱に比べて位置が深く、直接的な外傷や断裂が起こりにくいため、少ない頻度で損傷します。 3) 肩甲下筋 肩甲下筋は肩腱板に含まれませんが、肩周囲の筋肉の一つです。肩腱板損傷には含まれず、肩の安定化に関与していますが、最も損傷しやすい部位ではありません。 4) 小円筋腱 小円筋腱も肩腱板損傷としては一般的ではない部位です。小円筋は肩の内旋動作を助ける筋肉ですが、棘上筋腱ほど頻繁に使用されるわけではなく、損傷しにくいとされています。