1→答えは「2.背部痛が朝方に生じる」です。
選択肢1:女性に多い。
関節リウマチは、女性に多く発症する自己免疫疾患です。女性が男性に比べて発症率が高いことが広く知られています。したがって、この選択肢は正しいです。
選択肢2:背部痛が朝方に生じる。
この記述は通常、強直性脊椎炎などの炎症性脊椎疾患に特徴的な症状であり、関節リウマチでは典型的な特徴ではありません。関節リウマチの主な症状は手足の小関節における痛み、腫れ、朝のこわばりですが、特に背部痛を訴えることは一般的ではありません。この選択肢が誤りです。
選択肢3:中手指節関節に好発する。
関節リウマチは特に手の中手指節関節(MCP)や近位指節間関節(PIP)に好発します。これらの関節における炎症と腫れは関節リウマチの典型的な症状の一つです。この選択肢は正しいです。
選択肢4:関節炎は左右対称に起きる。
関節リウマチの特徴的な症状の一つとして、炎症が左右対称に関節に現れることがあります。これにより、両手や両足の同じ関節が同時に影響を受けることが一般的です。この選択肢も正しいです。
以上の解説から、関節リウマチに関して「背部痛が朝方に生じる」と述べる選択肢2が誤りであり、この問題の正解となります。