1→答えは「3.弾発性抵抗」です。
選択肢1:限局性圧痛
限局性圧痛は、脱臼や骨折などの損傷部位に局限して痛みが発生する症状ですが、脱臼の固有症状ではありません。これは脱臼だけでなく、骨折や軟部組織の損傷でも見られる一般的な症状です。
選択肢2:異常可動性
異常可動性は脱臼の際に関節が正常な範囲を超えて動くことを指します。この症状は脱臼に特有ですが、関節の不安定性を示す他の状態でも見られるため、最も固有とは言えません。
選択肢3:弾発性抵抗
弾発性抵抗は、脱臼が原因で関節を動かす際に関節が正常位置から外れているために抵抗が感じられ、その後に急に動く現象です。これは脱臼の特徴的な症状で、脱臼している関節が元の位置に戻ろうとする力によって起こります。この選択肢が脱臼の固有症状として最も正確です。
選択肢4:機能障害
機能障害は脱臼により関節の正常な動きが制限される状態を指します。これは脱臼によく見られる症状ですが、他の多くの関節や骨の問題でも起こり得るため、固有とは限りません。
以上の解説から、脱臼の固有症状として「弾発性抵抗」が最も特徴的であり、正しい答えは選択肢3です。他の選択肢は脱臼に伴う症状として見られる可能性がありますが、固有のものではありません。