第31回柔道整復師国家試験 午後82

1→選択肢1：第1頸椎ーージェファーソン（Jefferson）骨折 ジェファーソン骨折は、第1頸椎（アトラス）における特有の骨折で、通常は頭部に直接的な衝撃が加わったときに発生します。この骨折は、アトラスの前方および後方アーチが両方折れることにより生じます。この組合せは正しいです。 選択肢2：第2頸椎ーーティアドロップ骨折 ティアドロップ骨折は、一般に脊椎のより下部（頸椎の下部や胸椎）で見られる骨折であり、第2頸椎（軸椎）ではハングマン骨折が特有です。このため、この組合せは誤りです。 選択肢3：第3頸椎ーーハングマン骨折 ハングマン骨折は第2頸椎（軸椎）の特有の骨折であり、特にC2脊椎の横突起の近くで発生します。第3頸椎ではなく、第2頸椎が関連しています。このため、この組合せは誤りです。 選択肢4：第4頸椎ーーチャンス（Chance）骨折 チャンス骨折は、脊椎の骨と靭帯にわたって横方向に走る骨折であり、通常は胸腰部に見られる骨折です。第4頸椎ではなく、より胸部や腰部の脊椎で発生します。このため、この組合せは誤りです。 以上の分析から、正しい答えは「1」であり、第1頸椎におけるジェファーソン骨折が正確な組み合わせです。