第25回国家試験 午後108
25歳の男性。1か月前にバスケットボール中に左膝を打撲した後、膝蓋骨上外側部の圧痛と運動中や運動後の鈍痛で来所した。
単純エックス線写真(別冊No.2)を別に示す。膝の腫脹や安静時痛、骨偏位や不安感(apprehension)はなく踵殿距離も左右差はなかった。
考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→「3」の解説を参照。
2→「3」の解説を参照。
3→膝蓋骨折の場合、動揺性を伴いますが不安感もなく、安静時痛、骨偏位がないので膝蓋骨脱臼の可能性も低いです。
分裂膝蓋骨は、先天的に膝蓋骨が2つ以上に分裂している状態をいい、疼痛を伴う場合を有痛性分裂膝蓋骨と呼びます。
無症状の場合もあり、レントゲンで発見することもあります。
4→「3」の解説を参照。