1→グルコースは糖類の最小の単位であるため、これ以上分解されず小腸で吸収される。他にもフルクトース・ガラクトースなどがある。
2→胃に送られたタンパク質はタンパク質の消化酵素であるペプシンによって分解され、胃で分解されたタンパク質が十二指腸へ送られる。
3→中性脂肪は主成分であるトリグリセリドがある。トリグリセリドは膵液のリパーセの作用を受けて、モノグリセリド2つと脂肪酸に分解され、胆汁酸の作用を受けて小さな分子集合体(ミセル)を形成する。ミセルを形成することで吸収上皮細胞で取り込まれやすくなる。取り込まれたミセルは再びトリグリセリドとなり他の脂質と一緒にカイロミクロンと呼ばれるリポタンパクの一種を形成する。カイロミクロンは吸収上皮細胞からエクソサイトーシスで絨毛内に放出されリンパ管へ入る。最終的に左静脈角から静脈に流入し、肝臓で処理される。
4→デンプンは唾液アミラーゼや膵液中のアミラーゼなどにより、オリゴ糖に分解される。オリゴ糖のような2糖類はオリゴ糖分解酵素によって単糖類まで分解される、分解された単糖類は吸収上皮細胞により吸収され血液にはいる。単糖類の吸収はナトリウムと水の吸収を伴う。