1→乳幼児の熱傷範囲の診断に5の法則を用いる。9の法則とは成人に適用される熱傷面積の推定方法である。
2→Ⅲ度熱傷では、皮膚の感覚神経が損傷されるため知覚消失が起こる。
3→気道熱傷とは、熱気・水蒸気・煙・有毒ガスなどを吸引したために起こる呼吸器の損傷をいい、上気道型・気管気管支型・末梢型とある。いずれの型も合併すると重症に分類され、厳重な呼吸管理が必要である。
4→広範囲熱傷患者において、受傷後早期に胃潰瘍が発生することがあり、それをカーリング潰瘍という。熱傷によるストレスと胃粘膜の循環障害が原因とされている。