延長転位するのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→尺骨骨幹部上・中1/3境界部骨折は、手を衝いた際に橈骨と交叉し介達外力により発生する。短縮転位は発生するが、延長転位は起こらない。
2→円回内筋付着部より近位の橈骨骨幹部骨折の定型的転位では、円回内筋・方形回内筋の牽引により回内位となっているが、延長転位は起こらない。
3→橈骨遠位端部伸展型骨折の定型的転位は、遠位骨片の背側・橈側・短縮・回外転位で、延長転位は起こらない。
4→上腕三頭筋付着部より遠位の肘頭骨折では、近位骨片が上腕三頭筋によって中枢に牽引されるため、延長転位を呈する。