コーレス骨折(Colles)の合併症で正しいのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→尺骨茎状突起骨折は、ボールなどが当たる直達外力や、手を衝いた際三角線維軟骨複合体(TFCC)により牽引され起こるため、屈曲骨折にはならない。
2→長母指伸筋腱断裂は固定後の母指運動によって起こるため、続発症である。
3→コーレス骨折の合併症には、舟状骨骨折・月状骨脱臼があるが、月状骨骨折はないため誤り。
4→掌側傾斜角とは、側面からの橈骨長軸と橈骨関節面の角度をいい、11±10度以内に整復する必要がある。背屈20度以上で手関節掌屈制限が起こり、日常生活に大きな支障をきたす。