1→整復は、骨折した骨片を元の位置に戻す処置です。整復終了後すぐに後療法を開始すると、骨折部の安定性を損ない、骨折の治癒を阻害する可能性があります。
2→骨折部を安定化させるために骨折した骨片を固定することが一般的な治療法です。骨折部が適切に固定され、安定化した後であれば、適切なリハビリテーションが開始できます。それにより、筋力の維持と関節の可動域の改善を図ることが可能になります。
3→骨折の治癒過程において、仮骨は新たに形成される骨組織の初期段階です。仮骨出現後すぐにリハビリテーションを開始すると、仮骨がまだ完全に硬化していないため、骨折部の安定性を損なう可能性があります。
4→固定材が除去された後にリハビリテーションを始めると、骨折が完全に治癒するまで待つ必要があり、その間に筋力低下や関節の硬直が進行する可能性があります。