第22回国家試験 午後105
32歳の男性。1か月前、野球の試合中に転倒、手掌を衝き手関節部に過伸展が強制された。
受傷時、手関節部の疼痛は強かったが、冷湿布をして様子をみていた。最近、手足部にしびれ感が出現したため来所した。
手根部掌側に骨性隆起を触れ、手関節は軽度尺屈位を呈している。この損傷で誤っているのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→この問題では、手掌を衝き転倒しているのでコーレス骨折も疑われます。
しかし、患者は疼痛を訴えていただけで湿布で様子見していました。
そして損傷から1か月も経過しており骨折とは考えにくいです。
その後、手掌部に骨性の隆起と痺れの出現とありますので、月状骨脱臼を放置したことによる手根管症候群が出現したのではないかと考えられます。
2→解説1を参照
3→解説1を参照
4→解説1を参照