第28回国家試験 午後112
30歳の男性。屋根の修理中バランスを崩し、落下した際に踵を強打し負傷した。腫脹は踵骨部に強く、足関節まで波及している。限局性圧痛も著明である。また疼痛のため、患側肢で立つことは出来ないが、足関節の屈伸運動は可能である。続発症として起こりにくいのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→「3」の解説を参照。
2→「3」の解説を参照。
3→無腐性骨壊死とは、骨折による骨端部への血行の遮断が壊死の発生と密接に関係している、大腿骨頭無腐性壊死が代表的です。
本症例は踵骨骨折と考えられ、踵骨内面の豊富な海綿質により血流の供給路が確保されるため、骨折後の無腐性骨壊死は起こり難いです。
4→「3」の解説を参照。