1→足関節外側靱帯損傷の場合、関節の適切な固定は治療及び回復に重要です。
1) 底・背屈0度
足関節外側靱帯損傷の固定肢位としては、底・背屈0度が望ましいです。これは関節を中立のポジションで保持することで、靱帯にかかる不必要なストレスを避け、治癒を促進するためです。選択肢1が正解です。
2) 底屈20度
底屈20度は一般的には推奨される固定肢位ではありません。底屈位置では、靱帯への負荷が増加する可能性があり、治癒プロセスに悪影響を及ぼすことがあるためです。
3) 背屈20度
背屈20度も足関節外側靱帯損傷時に適した固定肢位ではありません。背屈を加えることで、足関節のアキレス腱や前面の構造に負荷がかかる可能性があり、靱帯の適切な治癒を妨げることがあります。
4) 自然下垂位
足を自然下垂位に固定することは、足関節外側靱帯に対して不適切な状態を作り出す可能性があります。この位置は特に靱帯の緊張を適切に保つことができず、治療や回復に不利となるため、避けるべきです。
したがって、足関節外側靱帯損傷時の固定肢位には、底・背屈0度が最も適しているとされており、選択肢1が正解です。