1→インフォームド・コンセントは、患者に対して十分な情報提供を行い、患者の自己決定権を尊重して治療などの同意を得ることを指します。以下に各選択肢の解説を記載します。
1) 柔道整復師法:この法律は柔道整復師の資格やその業務に関することを規定していますが、インフォームド・コンセントそのものについては直接的には触れていません。柔道整復師も医療従事者としての倫理を守るべきですが、これがインフォームド・コンセントの直接の根拠となるものではありません。
2) 医師法:こちらは医師の資格や業務に関する法律です。インフォームド・コンセントに言及している箇所は存在しますが、医療行為におけるインフォームド・コンセントの実践を定めている規範ではないので、この選択肢は正解ではありません。
3) 医療法:この法律では、医療施設での患者の権利としてインフォームド・コンセントが位置づけられています。医療関係者は患者に対し、予定される医療行為の内容、その効果やリスクなどについて十分な説明をし、患者の同意を得なければなりません。選択肢3が正解です。
4) 民法:民法は契約や権利義務に関する一般的なルールを定めた法律です。インフォームド・コンセントに関わる要素として、同意や承諾があり契約法の観点から重要ですが、医療行為に特化したインフォームド・コンセントの規定は含まれていません。したがって、インフォームド・コンセントを説明している法律としては正解ではありません。
したがって、選択肢3が正解です。