1→顎関節症は様々なタイプに分類されますが、それぞれのタイプは病態やX線像で異なる特徴を持っています。
1) Ⅰ型 - このタイプでは、顎関節の機能障害が主で、X線上では明瞭な変化は見られません。したがって、骨硬化像はⅠ型の特徴には当てはまらないため、正解ではありません。
2) Ⅱ型 - 顎関節症のⅡ型では、関節円板の前方転位などがみられることが特徴ですが、単純X線上で骨硬化像が見られるわけではありません。よって、これも正解ではありません。
3) Ⅲ型 - 顎関節症のⅢ型では、関節円板の変形や軟骨の破壊などが起こりますが、Ⅲ型が単純X線で骨硬化像を示す主要な特徴とはされていないため、これも正解ではないです。
4) Ⅳ型 - 顎関節症のⅣ型は、関節の変性が進んでおり、X線上で骨硬化や骨棘などの変形が見られるのが特徴です。そのため、単純X線上で骨硬化像が見られる症例は、顎関節症のⅣ型に該当します。
したがって、選択肢4が正解です。