1→足関節内返し損傷で好発する部位は、選択肢3の前距腓靭帯です。以下は各選択肢に対する解説です。
1) 三角靭帯
三角靭帯は、内側の足関節、すなわち内果周囲の靭帯で、足関節外返し損傷に関与することが多いです。内返し損傷時に損傷する可能性は低いため、この選択肢は不正解です。
2) 踵腓靭帯
踵腓靭帯は、外側の足関節、すなわち外果周囲の靭帯の一つであり、主に足の内返しや外返し損傷には関わってきますが、好発する部位としては前距腓靭帯がもっとも一般的です。したがって、この選択肢も不正解です。
3) 前距腓靭帯
前距腓靭帯は、足関節の前方に位置する靭帯で、足関節内返し時に特に引っ張られ、損傷しやすい靭帯です。内返し損傷に際して、最も損傷しやすい部位とされているため、正解は選択肢3です。
4) 前脛腓靭帯
前脛腓靭帯は、下腿の骨である脛骨と腓骨の間に位置する靭帯です。これは主に脛骨と腓骨の間の関節を安定させる役割を持ち、足関節内返し損傷の際の主要な損傷部位ではありません。したがって、この選択肢は不正解です。