1→外腸骨動脈の枝に関する解説は以下の通りです。
1) 下腹壁動脈
外腸骨動脈から分岐する主要な枝の一つで、主に下腹壁と鼠径管の前部に血液を供給します。選択肢1が正解です。
2) 臍動脈
これは胎児期に存在する動脈で、成人ではその遺構が響索(ligamentum teres hepatis)を形成します。したがって、外腸骨動脈の枝ではありません。
3) 上殿動脈
上殿動脈は仙骨動脈から分岐する動脈であり、主に殿部に血液を供給します。外腸骨動脈からは分岐していません。
4) 閉鎖動脈
閉鎖動脈は大腿動脈の枝であり、大腿動脈が深大腿動脈へと続く部分に位置していて、特に下腿後面に血液を供給しますが、これも外腸骨動脈からは分岐していません。