1→1) 右視野
視野の欠損は視神経の異常部位によって異なりますが、右視索の障害では右側の情報を持つ神経が影響を受けるため、右視野が直接欠損することはありません。右視索が損傷すると、左側の脳半球に到達するべき情報が途絶えるので、この選択肢は不正解です。
2) 左側視野
選択肢2が正解です。右視索が障害されると右側の網膜からの情報が正常に処理されなくなります。この情報は、そのまま右側の物体を認識するために用いられますが、右側の網膜は実際には左側視野を担当しています。そのため、左側視野に欠損が生じます。
3) 鼻側(内側)視野
内側視野の欠損は主に網膜の障害や視神経障害によって生じます。右視索の障害では左右対称に外側(耳側)視野の一部が欠損する交叉性偏盲が見られますが、内側視野自体が全体的に欠損することはありません。この選択肢も不正解です。
4) 耳側(外側)視野
右側または左側の視索に障害が生じた場合は、それに対応する側、つまり対側の視野が欠損します。したがって、この場合右視索の障害で耳側の視野、つまり外側視野が欠損することはなく、左側視野(選択肢2)が欠損するので、この選択肢は不正解です。
以上から、正しい答えは左側視野(選択肢2)です。