1→機能的自立評価法(Functional Independence Measure, FIM)とバーセル指数(Barthel Index)は共に活動日常生活(ADL: Activities of Daily Living)の評価を目的とした指標ですが、それぞれ含まれる評価項目に違いがあります。
1) 理解 - FIMには「理解」の項目が含まれており、患者のコミュニケーション能力や理解度を評価しますが、バーセル指数には「理解」を直接評価する項目は含まれていません。したがって、選択肢1が正解です。
2) 食事 - 「食事」はFIMとバーセル指数の両方に含まれるADLの基本項目です。患者が自分で食べる能力を評価します。
3) 更衣 - 「更衣」もFIMとバーセル指数に含まれる項目です。ここでは、患者が自分で衣服の着脱ができるかを評価します。
4) 整容 - 「整容」項目はFIMに含まれており、患者が個人の身だしなみの管理ができるかを評価しますが、バーセル指数は日常生活の基本的な動作にフォーカスしているため、「整容」は直接的な評価項目としては含まれていません。
選択肢1が正解です。