1→選択肢1: 食道
食道の筋層には上部に随意筋から始まり、中部には随意筋と平滑筋が混在し、下部には平滑筋のみという構造があります。食道は、咽頭と胃をつないでおり、この筋肉の変化が食物を効果的に送り込むために重要な役割を果たしています。よって、平滑筋と横紋筋の両方が存在するのは食道ですので、選択肢1が正解です。
選択肢2: 胃
胃の筋層は主に平滑筋から構成されています。胃は食物の一時的な貯蔵および消化を担う器官であり、その運動は自律神経系によるコントロールを受けています。胃には横紋筋は存在しません。
選択肢3: 回腸
回腸も胃同様、筋層は平滑筋で構成されており、消化管の一部を形成しています。食物の最終消化と栄養素の吸収が主な機能で、これも自律的な収縮によって行われます。横紋筋は含まれていません。
選択肢4: 結腸
結腸も消化管の一部であり、回腸の後に続く長い管です。平滑筋から構成されており、水分の吸収や便の形成などの機能を持ちます。ここにも横紋筋は含まれていません。