1→選択肢1) 視床
視床は脳の中心部に位置する大脳辺縁系の重要な構造であり、感覚信号(視覚、聴覚、触覚など)を大脳皮質へと伝達する役割を持っています。写真に示された矢印が指し示しているのは、この視床の領域です。視床は脳内において中央に近く、大脳半球の内側に位置しています。正解は「選択肢1」です。
選択肢2) 比較
この選択肢は、おそらく「海馬」とするのが正しい表記でしょう。海馬は長期記憶の形成に関与している脳構造で、写真に示された矢印ではなく脳の内側、特に側頭葉の深部に位置します。したがって、写真の矢印で示されているのは海馬ではありません。
選択肢3) 淡蒼球
淡蒼球は大脳基底核の一部であり、運動制御に関わる重要な脳構造です。しかし、淡蒼球は写真における矢印の位置よりも外側(側頭葉方向)にありますので、矢印で指し示された構造ではありません。
選択肢4) 尾状核
尾状核もまた大脳基底核の一部で、運動機能の調節や学習に関わっています。尾状核は視床の側面にありますが、写真の矢印が指している部分は尾状核ではないため、選択肢4も正解ではありません。
正解は「選択肢1」です。