第31回柔道整復師国家試験 午前109

1→選択肢1：小円筋 小円筋は肩関節の外旋に主に寄与する筋肉です。この筋肉の主な機能は、腕を外側に回す動作をサポートすることなので、内旋には関与しません。したがって、この選択肢は肩関節を内旋する筋肉としては不適切です。 選択肢2：肩甲下筋 肩甲下筋は、肩甲骨と上腕骨を繋ぎ、肩関節の内旋や下方への引き下げに寄与します。この筋肉の活動により、肩関節が内側に向かって回転するため、この選択肢は正しい答えです。 選択肢3：棘上筋 棘上筋は肩の上方への持ち上げ（挙上）や、肩関節の安定化に寄与しますが、内旋には直接関与しません。したがって、この選択肢も内旋動作を説明するものとしては不正確です。 選択肢4：棘下筋 棘下筋も主に肩の挙上や外旋に寄与する筋肉であり、内旋動作には関与しないため、この選択肢も誤りです。 したがって、選択肢2「肩甲下筋」が肩関節を内旋する筋肉として正しい答えであることがわかります。この筋肉の機能理解は、肩の動きをコントロールする上で重要な知識です。