1→選択肢1:足元を注視して歩いている。
高齢者が足元を注視して歩くことは、実は転倒リスクを増加させる可能性があります。これは、視覚的注意が足元に集中することで周囲の環境や障害物に気付きにくくなるためです。このため、この選択肢は転倒リスクと関連があります。
選択肢2:踵から接地して歩いている。
踵から接地して歩くのは一般的な歩行パターンであり、これ自体は転倒リスクを増加させるものではありません。むしろ、適切な歩行技術として教えられることが多く、安定した歩行につながります。この選択肢は転倒リスクに該当しないため、正しい答えです。
選択肢3:遠近両用メガネをかけている。
遠近両用メガネは、特に階段の上り下りや不均一な地面で歩く際に視界が変化することで転倒リスクを増加させることがあります。この種のメガネは遠くと近くの焦点を調節するためのもので、焦点の調整がうまくいかない場合、バランスを崩しやすくなります。
選択肢4:たくさんの薬を服用している。
多剤服用は特に高齢者において転倒リスクを増加させる要因の一つです。特に、睡眠薬、抗不安薬、高血圧治療薬などはめまいや低血圧を引き起こすことがあり、これが転倒につながることがあります。
この問題の正しい答えは「2」であり、踵から接地して歩いていることは転倒リスクには該当しません。